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茶の湯
宗真
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春風
待ちわびていた桜が開花。各地から花便りが届きます。 今年は開花の後に花冷えで雨が降り心配でしたが、徐々に咲いて、 4月に満開のお花見を楽しみました。 茶室も春を呼ぶ掛軸です。「春風吹又生」(春風吹いて又生ず)。 奈良の大徳寺派芳徳寺住職 橋本紹尚書。春風でまた新しい芽が...

高橋宗真
4月17日


陽炎
春が近づきました。 掛軸の「香風」は花を吹く風、古文では浄土の声とあります。 風を受けて、心清らかになるという意です。川崎大師住職の書。 濃茶は「茶杓荘(ちゃしゃくかざり)」です。由緒あるものをお客様に見ていただく点前で、最初の道具の置き方に特徴があります。通常、お茶碗...

高橋宗真
4月10日


喫茶去
初夏、茶室は炉から風炉になります。 今年は紫陽花が早く、籠の花入れに薄紫の花を生けています。 掛軸は「清」、鹿苑寺執事長 山木康稔書。京都金閣寺で買ったものです。 お茶の心を表す「和敬清寂」の一字、凛とした趣を感じます。 ...

高橋宗真
2024年6月12日


春の宵
庭のツツジが咲き始め、満開です。 季節が進むのは早く桜から新緑へ、お茶は4月、炉が最後になります。 掛軸は「竹為君葉々起清風」(竹は君が為に葉々として清風を起こす)。 清々しい風が竹林を吹きぬけていく風情です。 春は新しい旅立ちの時、良い将来が拓けるようにとの意味もあり...

高橋宗真
2024年5月5日


青丹よし
「青丹よし、奈良の都は咲く花のにほふがごとく今盛りなり」。万葉集です。 奈良に行った友人からお菓子が届きました。奈良の銘菓「青丹よし」。 掛軸は「春風吹又生」(春風吹いて又生ず)。春風に草木が芽吹きます。 棚は「吉野棚」。丸窓から水指が見え、奥の障子が趣あります。...

高橋宗真
2024年4月12日


桜咲く🌸
今年も桜の季節。年々、開花が早くなり、3月に満開を迎えます。 冷たい雨も続く中、変わらず、咲き続ける花びらが美しいです。 掛軸は「春風吹又生」(春風吹いて又生ず)、春風に吹かれて新たな花が咲きます。 花は雪柳にレンギョウ、中庭の春の色です。...

高橋宗真
2023年4月5日


香風
初夏、風炉の季節です。 掛軸は「香風」、川崎大師住職の書。香風は花を吹く風で、この風であたりが香しくなるという意です。「香風は浄土の声」とされ、新緑の候、心清らかな時を感じます。 花は中庭に咲いたツツジと二ホンタンポポ。黄色いタンポポは日中開き、夕方、日暮れになると花を閉じ...

高橋宗真
2022年6月1日


春を呼ぶ🌿流し点
三寒四温、冷たい雨が過ぎると明るい陽射し、日々、季節が進みます。 中庭の雪柳も小さい白い花が枝いっぱいに広がり、風に揺れています。 今日の花は中庭の雪柳と早咲きのツツジ。 掛軸は「春風吹又生(春風吹いて又生ず)」。春風が新しい芽吹きを告げます...

高橋宗真
2022年4月10日


初風炉
5月、お茶は夏の装いです。 これまでお客様の近くにあった炉は閉じて、点前座の左に風炉を置きます。 炉の時期と反対にお客様から火を遠ざけて暑さ避けるという考えですね。 風炉は5月から10月まで、5月が最初の月になり「初風炉」と呼ばれます。...

高橋宗真
2021年6月6日


名残の桜
今年1月から3月は緊急事態宣言でお茶はお休みでした。4月に入り、先週、3ヶ月ぶりにお茶を再開しました。例年、新年の初釜から厳冬の2月、3月は雛祭と各月のお茶が続きますが、今年は桜の初茶です。 色紙は川崎大師住職の書「香風」。香風は花を吹く風で古文に「浄土の声」とあります。...

高橋宗真
2021年4月9日


ホームページ公開しました
5月に新しいホームページを公開しました。いろいろな方に見ていただき、ありがとうございます。 トップページの茶室、掛軸は「日々是好日」。これからも好き日が続きますようにとの願いです。ブログは折々に「季節の取合わせ」や「茶会」など記事を書きたいと思っています。...

高橋宗真
2020年6月11日
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