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春の宵

  • 執筆者の写真: 高橋宗真
    高橋宗真
  • 2024年5月5日
  • 読了時間: 1分


庭のツツジが咲き始め、満開です。

季節が進むのは早く桜から新緑へ、お茶は4月、炉が最後になります。

 

掛軸は「竹為君葉々起清風」(竹は君が為に葉々として清風を起こす)。

清々しい風が竹林を吹きぬけていく風情です。

春は新しい旅立ちの時、良い将来が拓けるようにとの意味もあります。

棚は「溜精棚」(りゅうせいだな)。柄杓の柄を使った丸窓が特徴で、

水指は染付「竹」。丸窓から竹林の涼しげな風を感じていただけるように。

 

お点前は棚を使った薄茶と道具の位置が変わる「流し点」(ながしだて)。

(写真上)

「流し点」は、水指が釜の右横になり、お点前はお客様の正面を向きます。

少人数で親しい方々とお話しながらお茶を楽しむ形ですね。

 

今日のお菓子は春の花が可愛い麩焼き。 (写真下)

棗は「柳」蒔絵。桜は中庭の今年の春🌸

 


 
 
 

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​裏千家茶の湯教室 高橋宗真 | 川崎市
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