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喫茶去

  • 執筆者の写真: 高橋宗真
    高橋宗真
  • 2024年6月12日
  • 読了時間: 1分

更新日:2024年7月4日



初夏、茶室は炉から風炉になります。

今年は紫陽花が早く、籠の花入れに薄紫の花を生けています。

掛軸は「清」、鹿苑寺執事長 山木康稔書。京都金閣寺で買ったものです。

お茶の心を表す「和敬清寂」の一字、凛とした趣を感じます。

 

棚はシンプルな木地の丸卓(まるじょく)に染付の水指。

棗は山中塗「青楓」蒔絵、「金輪寺」と言われる形でお寺の経筒を基にしています。

楓の新緑に木目が綺麗です。

 

茶杓は大徳寺瑞峯院 前田昌道作、銘「喫茶去」。(写真下)

「喫茶去」は、“お茶を召し上がれ”という禅語です。掛軸にも好んで使われますね。

私が家の茶室を開いた時、最初に購入したもので初心を思い出す記念の茶杓です。

 

お菓子は富山銘菓「う寿氷」(薄氷:うすごおり)。

氷が割れたような独特の薄い作りで甘く美味しい。友人からのプレゼントです🎁

5月の初風炉、爽やかなお茶を一服、どうぞ。



 
 
 

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​裏千家茶の湯教室 高橋宗真 | 川崎市
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