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春を呼ぶ🌿流し点

  • 執筆者の写真: 高橋宗真
    高橋宗真
  • 2022年4月10日
  • 読了時間: 1分

更新日:6月18日


三寒四温、冷たい雨が過ぎると明るい陽射し、日々、季節が進みます。

中庭の雪柳も小さい白い花が枝いっぱいに広がり、風に揺れています。


今日の花は中庭の雪柳と早咲きのツツジ。

掛軸は「春風吹又生(春風吹いて又生ず)」。春風が新しい芽吹きを告げます

棚は丸卓(まるじょく)。利休好み桐木地でシンプルです。

棗は京塗師川瀬表完作「わらび」。背が高い「長棗」にわらびの蒔絵が伸びやかにデザインされ、リズム感あります。(写真右下)

蓋置はお花見をイメージした雪洞(ぼんぼり)。


お茶は「流し点」と言われる形で、通常の位置より右に向き、お客様の正面でお茶を点てます。棚は使わず、水指を運び、釜の右に置きます。

小間でごく親しい方々と会話しながら、お茶を楽しむという趣向で、「流し点」は道具をずらして(流して)置くことからの名前ですね。

お点前は高校の時からお稽古を続けている大学生。とても上達していつも丁寧なお茶です。ちょうど棗と茶杓をお客様の拝見に出しています。(写真左下)


お菓子は「花見あられ」と和三盆「京楽寿」(寛永堂)。

楽しい語らいと春の一服をどうぞ。

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​裏千家茶の湯教室 高橋宗真 | 川崎市
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