茶名披露
- 高橋宗真

- 6月5日
- 読了時間: 2分
更新日:6月25日
(初座)
(後座)
5月は、初風炉の季節です。
私の教室では、昨秋、20代の二人がお茶名を取得し、記念に鷺沼の明章庵で茶名披露の茶事をしました。二人とも8〜10年、お茶を続け、とても上達しています。
茶事は、炭手前があり、懐石、濃茶、薄茶をいただく正式な茶会です。
夏は朝茶事、冬は夜咄の茶事などがあり、この日は正午の茶事です。
茶事では、亭主(主催者)と客にそれぞれ役割があり、基本の流れも決まっています。
最初の茶席は初座といい、客は蹲で手を清めて席入りします。風炉は懐石の後に炭手前があり、釜の湯の準備が整えられます。客はここでいったん中立ち(休憩)し、改めて茶席に入ります。次の茶席は後座といい、濃茶と薄茶をいただきます。
初座の掛け軸は「薫風自南来」(薫風、南より来たる)。これは5月の禅語で、鎌倉円覚寺住職の書です。後座は掛け花になり、菖蒲が可憐な趣です。
棚は鵬雲斎好み「山雲棚」、遠山蒔絵の棗に山水画の染付芋頭水指。
茶杓は積応作「白雲」。初夏らしい取り合わせです。(写真上)
濃茶は銘「祝の昔」(京都柳桜園)、薄茶は「建久の白」(祇園辻利)。
干菓子は「藤・水」(鶴屋八幡)。どちらもこの茶事に合わせて高校時代の友人が贈ってくれたもので、心遣いがとても嬉しいです。点心は当日、明章庵で調理され、ご飯も温かく、やさしい味わいでした。(写真下)
明章庵は田園都市線鷺沼にある茶室で、私は、20年以上のお付き合いがあります。
以前、お茶を習っていた頃にもここで茶事を行い、今回はそれ以来10年ぶりの機会となりました。昨年、教室は10周年を迎え、茶名を取得された方もあり、思い出のある茶室で再び茶事を開いたことをとても感慨深く思います。
この日、朝は強い雨でしたが、午後には上がり、露地の新緑が美しく映えていました。
私の教室も、新たな段階へ進んでいくように感じます。
最後は社中の皆さんの写真です。和やかな記念の会になりました。




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