2022初茶
- 高橋宗真

- 2022年1月26日
- 読了時間: 2分
更新日:6月18日
「好日」の掛軸に松と水仙、新年の茶室で初茶を祝いました。
まだ、コロナの心配があるので点心(会食)はなく、少人数グループの初稽古でした。
点前座にある大きな棚は「台子(だいす)」、そこに置かれている道具(水指、建水、杓立)は同じ絵柄で「皆具(かいぐ)」と呼ばれます。台子と皆具は13世紀に中国から伝来、お茶の基礎となり、格式あるものとして今も寺社の献茶式に使われます。(写真左上)
現在、お茶の点前で使う様々な形の棚はこの台子からデザインされたものです。
今日の皆具は「青海波」という地紋で海の静かな波を表現しています。この文様は穏やかな日々が続くようにという祈りが込められています。丸い円には松、梅、桜、柳、紅葉など季節の絵が描かれ、色彩は優しく格調があります。
お正月の取合わせ
掛軸:「好日 日々是」紫野(大徳寺)藤井誡堂 書
皆具:「仁清写 花丸青海波文」京都 手塚充 作
棗 :「曙棗(あけぼの なつめ)」玄々斎好 鶴と松の絵柄でお正月向けです。
茶杓:「初春」前大徳 福本積応 作
茶碗:「雪南天」京都 脇田雄峰 作
菓子:「花びら餅」(成城亀屋)「干支 虎」(鶴屋吉信)
干菓子は「魔を払い幸運をもたらす家族の守り神」として飾られる張り子のトラ。
小さいですが可愛らしい。
スポーツジムで知り合った方とそのご友人(写真下)。70代後半で昨年11月からお茶を再開され、お二人も着物で初茶に来ていただき、華やかに嬉しい日でした。
私も新年ご挨拶、今年も良いお茶が続きますように。






















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