中置🍂
- 高橋宗真
- 2020年11月17日
- 読了時間: 1分
更新日:2020年11月18日
10月は風炉が最後になる「名残の月」。
お茶は5月から10月まで夏の季節として風炉を使い、通常、点前座の左に置きます。
10月も半ばを過ぎると秋も深まり、風炉を畳中央に置く「中置」の取合わせになります。お客様に火を近づけ、暖かさを感じていただく趣向です。
風炉を置く敷板は「大板」、サイズが大きく、釜の前に柄杓、蓋置を置きます。
水指は左寄り、空間がないため細長いものを使います。
名残の茶は侘びた風情でと言われますが、今日の掛け軸はモダンな「野菊」。これは夏の「朝がほ」の軸を書いた鎌倉に住む友人の書。お茶碗は京焼、柿の色絵「秋の実り」。
干菓子は和久傳「紅花」。和久(わく)にかけてよく見ると小さい輪が9つあります。
お点前の後、お二人の笑顔が綺麗です。
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